
フリースタイル言語学
川原繁人
累計読者数5
平均ハイライト数 10.8件/人
star総合評価 54/100
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この本について
日常のちょっとした会話や呼び方に、思った以上に自分の感情や関係性がにじむことってありませんか。相手の一言に妙にイラっとしたり、逆にやけに素直になれたり。自分でも理由が説明できないまま、モヤモヤだけが残るあの感じです。僕も仕事でも家庭でもよくあって、「言葉ってややこしいな」と思うたびに振り返りたくなるのがこの本でした。 川原さんの語り口は専門家らしい精密さがありつつ、肩の力が抜けていて心地いいです。例えば、奥さんに「とーちゃん」と呼ばれる場面から、呼び方ひとつで立場も温度感も変わるという話に気づかされたり、歌手や声優が自分の身体の使い方を理解するために音声学を使っているという視点に驚いたり。名前の音と性格の違和感、プリキュアの両唇音、ラッパーの韻の統計的なクセなど、一見バラバラに見える現象を丁寧に拾ってくれるおかげで、普段見逃していた“言葉の裏側”が急に立体的に見えてきます。 大仰な結論を押しつけてくるタイプの本ではなく、「こういう見え方もあるよ」とそっと横から光を当ててくれる感じ。言葉に振り回されているような気がする時、ひと呼吸おいて状況を観察できるようになるのが、この本がくれる変化だと思います。 こういうのが好きなのは、「言葉の違和感に敏感な人」や「他人との距離感でよく迷う人」だと思います。僕自身、そのひとりでした。
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多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの27%が集中しています。
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出版社による紹介
ポケモンやラップなどを題材にしたユニークな研究で知られる言語学者が、日常をフリースタイルで言語学的に思考する科学エッセイ。
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