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ソシュールと言語学 コトバはなぜ通じるのか (講談社現代新書)

ソシュールと言語学 コトバはなぜ通じるのか (講談社現代新書)

町田健

講談社 / 2004-12-20

累計読者数5
平均ハイライト数 46.2件/人
推定読了時間 約2時間46分
star総合評価 73/100
menu_book精読型
check_circle推定完走率 43%

この本について

言葉って毎日使っているのに、「なんで通じるのか」「どこから意味が生まれてるのか」を考えはじめると途端に足が止まる感じがあります。仕事で文章を書いたり、人の意図を読む場面が増えるほど、この“見えない仕組み”が気になってしまうんですよね。自分でも説明できないまま使っていることが多すぎるな、と。 この本は、そういうモヤモヤに対して一気に視界を開いてくれる感じがあります。例えば、単語が一列にしか並べられない「線状性」や、音素の組み合わせで膨大な語彙が立ち上がる“しくみ”を知ると、普段の会話すら別の層で見えるようになります。また、意味が単語そのものではなく「他の単語との関係」で決まるという視点は、曖昧なやり取りで迷ったときに役立つ考え方でした。同じ音声を聞いても人によって理解がズレる理由を、感覚ではなく構造で説明してくれるところもありがたいです。 言語を神秘的に扱うのではなく、物理・生理・論理を統合して“どうして共有されるのか”を丁寧に追っていくので、読み終えるころには、自分の言葉づかいにも小さな調整が入っているはずです。特に「言葉の裏側の仕組みを知った上で仕事をしたい人」には静かに刺さる一冊だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

深く考えてみるまでもなく、音声と概念とはまったく性質が違うものです。音声は波ですから見たり触ったりすることはできないにしても、とにかく物理的な実体であるのに対し、概念は決して物理的な実体とは言えません。それなのに、私たち人間がコトバを使う時には、その似ても似つかない2つのものを対応させています。しかも、その対応のさせ方は、同じ言語を使う人々であればまったく同じなのです。もちろんだからこそコトバを使って意味の伝達ができるようになっているのですが、これほど性質の異なる2つの要素を、同じ言語を使う人々がどうして正しく結びつけることができるのかは、考えてみれば不思議なことです。――〈本書より〉 (講談社現代新書)
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