
日本語の発音はどう変わってきたか 「てふてふ」から「ちょうちょう」へ、音声史の旅 (中公新書)
釘貫亨
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この本について
言葉って毎日使っているのに、「どうしてこう書くんだっけ」「昔は違う発音だったのかな」とふと立ち止まる瞬間がありませんか。自分も仮名遣いやアクセントで迷うたび、今の日本語の形にどんな歴史が重なっているのか気になって仕方がありませんでした。 この本は、そんなモヤモヤに地に足のついた視点をくれました。たとえば、奈良時代には八母音があったとか、「はは」がファファだったとか、理屈というより具体的な音の手触りとして昔の日本語が立ち上がってくる感覚があります。万葉仮名の背後に隠れている唐代の発音を手がかりに、当時の日本語を再建していくプロセスも、単なる豆知識ではなく「今の言葉の癖って、こうやって生まれたのか」と腑に落ちる体験でした。じ/ぢ、ず/づの混乱も、かつてはちゃんと音が違っていたという話を知ると、今の仮名遣いの迷いが少し軽くなります。 読むほどに、日常で耳にしている発音が、歴史の積み重ねでたまたま今こうなっているだけなんだと肩の力が抜けます。言葉の決まりに窮屈さを感じている人ほど、気持ちが楽になる本だと思います。 特に、言語の変化を「雑学」ではなく「自分の感覚の理由」として知りたい人に刺さる一冊です。
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出版社による紹介
奈良時代には母音が8つあった?「じ」と「ぢ」はなぜ同じ音なのか?漢字の音読みが幾通りもあるのはなぜ?千三百年に及ぶ変遷を解説
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