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オノマトペの謎 ピカチュウからモフモフまで (岩波科学ライブラリー)

オノマトペの謎 ピカチュウからモフモフまで (岩波科学ライブラリー)

窪薗 晴夫

岩波書店 / 2017-05-18

累計読者数9
平均ハイライト数 9件/人
推定読了時間 約2時間25分
star総合評価 43/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 15%

この本について

言葉を選ぶときに、「なんでこの表現だけしっくり来るんだろう」とか、「説明しづらい感覚を伝えるのが苦手だな」と感じることがよくあります。特に仕事で文章を書くとき、語彙の細かいニュアンスに踏み込めず、もやっとしたまま流してしまうことが僕は多かったです。 この本を読んで驚いたのは、オノマトペが単なる“感覚的な言葉”じゃなく、子音や母音というもっと小さな単位にまで意味の傾向がある、という視点でした。例えば、スッとパッの違いが「滑る」と「張力の破裂」という音声的な仕組みで説明できたり、スクスクとクスクスが同じ音でも順序の違いでまったく別の動きを示したり。なんとなく使っていた言葉に、筋の通った構造があったのかと腑に落ちました。 もう一つよかったのは、日本語のオノマトペがどれだけ“状態”や“心の揺れ”の表現を担っているかが分かるところです。英語は動詞で泣き分けるのに、日本語は「メソメソ」「シクシク」と副詞で情緒を描く。その差を知ると、自分が日頃どんな感覚を言葉に預けているのかが見えてきて、文章に微調整が効くようになる実感がありました。 感覚と言葉のあいだにある小さな橋を知りたい人、あるいは「うまく言葉にできない」を少しでも減らしたい人には刺さる一冊だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

スクスクとクスクスはどうして意味が違うの? オノマトペにも方言があるの? 外国語にもオノマトペはあるの? モフモフはどうやって生まれたの? 日本語を豊かにしている擬音語や擬態語。8つの素朴な疑問に答えながら、言語学、心理学、認知科学など、さまざまな観点からオノマトペの魅力と謎に迫ります。
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