
忘れる読書 (PHP新書)
落合 陽一
PHP研究所 / 2022-10-26
累計読者数130
平均ハイライト数 71.2件/人
推定読了時間 約2時間36分
star総合評価 75/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 19%
この本について
最近、「読んでもすぐ忘れるし、結局どんなふうに自分の考えが変わっているのか分からない…」という悩みをよく耳にします。僕自身、読書量だけ増えていくのに、思考の深まりが追いつかない時期がありました。そんなモヤモヤの中で出会った一冊が『忘れる読書』でした。 この本の面白いところは、「覚えること」よりも「忘れてもいい状態をつくること」に価値を置いているところです。言われてみれば、日常の判断やアイデアって、明確に記憶している知識よりも、頭の片隅に残った“リンクの感覚”から生まれることが多い気がします。また、本全体の10%くらいが残れば十分、という落合さんの姿勢は、多読に疲れていた自分にはかなり気が楽になりました。 もう一つ刺さったのは、「抽象化する思考」と「問いを立てる力」を鍛えるという話です。例えば、何かの本を読みながら著者のビジョンや前提の置き方を探るだけで、読む時間の質が一段上がる。さらに、近代日本を軸に歴史や文化を読み直すという提案も、視点を一つ持つだけで情報のつながり方が変わる感覚がありました。 読書をがんばっているのに成果を感じにくい人、メモや知識の整理に疲れてしまった人、自分なりの思考の軸を育てたい人には特に刺さると思います。忘れながら読む、という逆説的な姿勢が、かえって読書の自由度を取り戻してくれる一冊でした。
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読書インサイト
ハイライト密度
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多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの20%が集中しています。
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出版社による紹介
メディアアーティスト、筑波大学准教授、ベンチャー企業の代表など多彩に活躍する著者。時代の先端を行く著者の思考の源は、実は読書で培われたという。それは、読んだ内容を血肉にするための「忘れる読書」だ。デジタル時代に「持続可能な教養」を身につけるために必要なのは読書だと、著者は断言する。本書では、古典から哲学、経済書、理工書、文学に至るまで、著者の思考を形作った書籍を多数紹介し、その内容や読み解き方を詳説。著者独自の読書法はもちろん、本の読み解きを通して現代社会を生き抜く思考法までが学べる、知的興奮に溢れる一冊。 【目次より】第1章 持続可能な教養——新しい時代の読書法/第2章 忘れるために、本を読む/第3章 本で思考のフレームを磨け/第4章 「較べ読み」で捉えるテクノロジーと世界/第5章 「日本」と我々を更新(アップデート)する読書/第6章 感性を磨く読書/第7章 読書で自分の「熱」を探せ 【PHP研究所】
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