
苫米地博士の「知の教室」: 本当の知性とは難しいことをわかりやすく説明することです!
苫米地 英人
サイゾー / 20170815
この本について
最近、仕事の目標に全部のエネルギーを吸われているような感覚があって、「このままじゃ未来の選択肢がどんどん細くなっていくな…」と焦ることがあります。やるべきことはこなしているのに、未来の見通しだけはなぜかぼんやりしている。そんなモヤモヤを抱えてこの本を読んだ人が、抜粋をここまで保存している理由もよく分かります。 苫米地さんの言う「ゴールを増やす」という話は、単なる自己啓発のテンションではなくて、認知の幅を物理的に広げる行為なんですよね。仕事、家庭、健康、趣味…と複数のゴールを持つことで、それぞれの未来の臨場感が勝手に底上げされる。すると、今の自分の選択そのものが変わっていく。読者が保存していた「ゴールの数だけ未来に働きかけができる」という部分は、実際に行動が変わったときの実感に近いんだと思います。 もう一つ、この本の特徴として大きいのは「臨場感の作り方」をとても現実的に語っているところです。イメージするだけでなく、物理空間に“罠”を仕掛けるという表現が象徴的で、法律を学ぶなら六法全書に触れていないと世界の質感が上がらない、という話はかなり実務的です。努力を否定せずに、それも含めて“臨場感を作る行為”として位置づけているのが刺さるポイントだと思います。 こんなふうに、未来の見えなさに疲れているけど、行動を押しつけられるのは嫌だ…という人に静かに効く本です。未来を変えるための大声ではなく、「今の認知の枠組みをどう扱うか」という落ち着いた視点をくれる一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの19%が集中しています。
読書の順序
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