
ビジネスが変わるコグニティブ・サイエンス (まんが苫米地式02)
苫米地 英人、藤沢 涼生
サイゾー / 2019-01-29
この本について
最近、「頑張ってるつもりなのに前に進んでる気がしない」とか、「やりたいことがあるはずなのに、日々のタスクに押し流されてしまう」という声をよく聞きます。自分も同じで、気づいたら“現状の延長線”の中でぐるぐるしていることがあります。抜粋を読んでいて、多くの人が刺さったのはまさにその「ぐるぐる」から抜け出すための視点なんだろうなと感じました。 この本の特徴は、意識を前向きにするための精神論ではなく、脳の働きをどう使うかを具体的に示しているところです。たとえば、目の前の出来事を「ゴールに関係ある/ない/雑念」の三つのラベルに分ける発想は、余計な迷いに引っ張られないための実践的な整理術に近いです。さらに、現状から離れたゴールをあえて設定することで、脳が新しい情報を拾い始めるという説明も、実生活の“視界の変わり方”としてけっこう実感がありました。やらなければいけない手順を考える前に、まず「こうありたい自分」を鮮明にしてコンフォートゾーンを上書きする、という考え方も、努力の方向づけに悩んでいる人には使いやすいと思います。 「人と競わず、自分にしかできない価値をつくる」と言われると抽象的に聞こえますが、この本ではそれを“want toを突き詰めること”と結びつけていて、思考と行動の回路が少しつながる感じがあります。無理やり頑張るのではなく、創造的無意識に行動を委ねるための準備として読書法まで触れているのもおもしろいです。 日々の選択でいちいち迷い、気づけばエネルギー漏れしている人にとっては、視界の再調整に役立つ一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第7章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの16%が集中しています。
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