
ZONE シリコンバレー流 科学的に自分を変える方法
スティーヴン・コトラー、ジェイミー・ウィール、野津智子
この本について
仕事でもチームでも、「自分のパフォーマンスを上げたいのに、いざ本番になると意識が狭くなって判断が遅れる…」みたいな感覚ってありませんか。焦って周りが見えなくなるほど、個として踏ん張ろうとするほど、逆に噛み合わなくなるあの感じです。僕もずっとそこに引っかかっていました。 この本が面白いのは、いわゆる根性論ではなく、人が極限状態でどうやって“個”から抜け出し、“チームとして動けるか”を科学的に説明しているところです。シールズの訓練が技術や筋力だけを見ているわけではなく、「ピンチの瞬間に自分の殻に閉じこもるか、レベルを一段上げて周りと一体化できるか」を徹底的に見極めているという話が刺さりました。意識より無意識のほうが速く、正確に処理できるからこそ、状況が荒れているほど“考えすぎないで動ける仕組み”に乗れるかが分かれ目になる、という視点は実生活にもかなり応用できます。 たとえば、次に何をすべきか分かっている人が自然にリードし、他のメンバーが瞬時にそれに合わせる──そんな動きは仕事の現場でも似た瞬間がありますよね。あらかじめ決めた上下関係ではなく、状況に応じて役割が流れる。その状態に入れると、個人の成果よりも“場全体の動き”のほうがスムーズになる感覚があります。僕自身、会議やプロジェクトが妙に噛み合った日のことを思い返すと、まさにこういう「意識と行動が融合していた瞬間」がありました。 自分ひとりで頑張る癖が抜けない人や、変化の激しい場面でうまく判断できなくなる人に刺さる本です。極限の現場の話なのに、読み終わるころには「自分の仕事の中にもこういう状態を作れるかもしれない」という実感が残ります。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの90%が集中しています。
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