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イニシエーション

イニシエーション

エリザベス・ハイチ and 紫上はとる

文藝春秋 / 2007-04-10

累計読者数5
平均ハイライト数 147.4件/人
推定読了時間 約2時間56分
star総合評価 67/100
menu_book精読型
check_circle推定完走率 19%

この本について

日常の中で、ふと「自分って何に突き動かされて動いてるんだろう」とか、「考えても答えが見えない感覚」に立ち止まることがありませんか。仕事でも人間関係でも、表向きは普通にこなしているのに、内側ではずっと何かが噛み合わない。僕自身もその感覚が長く続いていて、理由の言語化がうまくできませんでした。 『イニシエーション』は、そういうときにいきなり「答え」を投げてくる本ではなく、むしろ自分の意識の層がどんな仕組みで動いているのかを、体験に寄り添う形で見せてくれます。たとえば、自分が本能に使われる側なのか、本能を扱う側なのかという視点は、普段の衝動への距離感を少し変えてくれますし、まだ起きてもいない未来への不安がどれだけ「存在しないもの」に囚われているかを静かに教えてくれる場面もあります。そして「自分の中にずっと一貫して在りつづける何か」をどう扱うのかという問いは、自己認識の根っこに触れてきます。 スピリチュアル寄りの描写も多いのですが、そこを無理に信じる必要はなくて、読んでいると自分の内面の動きを観察するスイッチが入るのが面白いところです。抽象的に見えて、実際は「今この状況で自分は何に反応しているのか」を丁寧に見直す手がかりが多い。 「思考では説明できない引っかかりを抱えている人」に刺さりやすいタイプの本です。自分の内側の風景を、一段深いところから見直したいときにそっと効いてきます。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

「必ず二回読みたくなる」と絶賛された傑作ミステリー。僕がマユに出会ったのは、人数が足りないからと呼びだされた合コンの席。理系学生の僕と、歯科衛生士の彼女。夏の海へのドライブ。ややオクテで真面目な僕らは、やがて恋に落ちて……。甘美で、ときにほろ苦い青春のひとときを瑞々しい筆致で描いた青春小説──と思いきや、最後から二つめのセリフ(絶対に先に読まないで!)で、本書はまったく違った物語に変貌してしまう。 2015年映画化。 主演 松田翔太、前田敦子、木村文乃/監督 堤幸彦
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