
英語の気配り
マヤ・バーダマン and ジェームス・M・バーダマン
株式会社朝日新聞出版 / 2018-07-30
この本について
英語でメールを書くたびに、「この言い方って失礼じゃないかな…」とつい手が止まることがあります。特に相手に催促したいときや、意見が食い違っているときほど、日本語のままの感覚で書くと強すぎたり、逆にまどろっこしくなったりして、自分でも何が正解なのかわからなくなるんですよね。僕も仕事で英語を書くたびにそのモヤモヤにぶつかっていました。 『英語の気配り』は、その“なんとなく不安な部分”を、具体的な言い換えや場面のニュアンスを通して整理してくれる本です。たとえば、You are wrong. と言うと攻撃的に聞こえるけれど、May I confirm if this is correct? に替えると、相手の面子を傷つけずに同じ目的を達成できる、といった細かな空気感まで踏み込んでくれる。催促メールも、I would appreciate it if you could… に「when you have a moment」を足すかどうかは、相手の忙しさや文章全体の重たさを見て決める、という“丁寧すぎる配慮が逆に負担になる”視点は、自分では気づきにくい部分でした。 もうひとつ大きかったのは、「英語で考えて日本語で話す/日本語で考えて英語で話す」ズレが、相手の誤解や不信につながるという指摘です。たとえば think を多用すると自分本位に聞こえやすいから、It seems to me that… に置き換える、といった“角の取れた意見の出し方”は、僕自身がまさに悩んでいたところでした。 英語の文法よりも「相手との距離感」を気にするタイプの人に、特に刺さる本だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの29%が集中しています。
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