
一切なりゆき 樹木希林のことば (文春新書)
樹木 希林
文藝春秋 / 2018-12-20
累計読者数23
平均ハイライト数 11件/人
推定読了時間 約2時間18分
star総合評価 46/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 12%
この本について
仕事でも家のことでも、「こうあるべき」に縛られて動けなくなるときがありますよね。比べるつもりもないのに、気づけば誰かの基準に振り回されてしまったり、思い描いたはずの未来と今の自分との差にモヤっとしたり。私もそういう時期が長くて、「もっと頑張らなきゃ」と空回りしてばかりでした。 樹木希林さんの『一切なりゆき』は、その力みをふっと抜いてくれる本です。大げさな励ましじゃなくて、ひとりの人間として積み重ねた視点が、そのまま地続きで届く感じがします。「もっと、もっと」を手放すこと、自分の中の混沌や相手のマイナスも含めて認めること、そして日常の小さな出来事を面白がる余白を持つこと。どれも明日からいきなり変わるわけじゃないけれど、読んだあとに心の向きが少しだけ緩むんです。 特に刺さるのは、「ものを持たないと頭がすっきりする」という暮らし方の話や、「夫婦のマイナスは自分にもある」という関係性の見方、「ミスも活かせる」という考え方でした。自分の生活にも人間関係にも当てはめられる具体さがあって、読んでいるうちに、自分の評価軸がちょっと静かになる瞬間があります。 「他人の価値観に疲れてしまった人」には、とくに沁みると思います。背中を押すというより、隣で肩の力を抜かせてくれるような一冊です。
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出版社による紹介
芝居の達人、人生の達人──。2018年、惜しくも世を去った名女優・樹木希林が、生と死、演技、男と女について語ったことばの数々を収録。それはユーモアと洞察に満ちた、樹木流生き方のエッセンスです。 〇モノを持たない、買わないという生活は、いいですよ 〇人の人生に、人の命にどれだけ自分が多く添えるか 〇欲や執着があると、それが弱みになって、人がつけこみやすくなる 〇子供は飾りの材料にしないほうがいい 〇アンチエイジングというのもどうかと思います 〇人間でも一回、ダメになった人が好き 〇もう人生、上等じゃないって、いつも思っている 〇女は強くていいんです 〇つつましくて色っぽいというのが女の最高の色気 〇最期は娘に上出来! と言ってもらいたい 【目次】 はじめに 第1章 生きること 第2章 家族のこと 第3章 病のこと、カラダのこと 第4章 仕事のこと 第5章 女のこと、男のこと 第6章 出演作品のこと 喪主代理の挨拶 内田也哉子 樹木希林年譜 出典記事一覧
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