
仕事も人間関係もうまくいく放っておく力―――もっと「ドライ」でいい、99の理由 (知的生きかた文庫)
枡野 俊明
三笠書房 / 202106
累計読者数139
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star総合評価 75/100
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この本について
仕事でも人間関係でも、気づけば「どうしよう」と頭の中が回り続けて動けなくなること、けっこうありませんか。相手の事情を考えすぎたり、全部自分で何とかしようとして空回りしたり。僕もよくやってしまうのですが、そんな時って、だいたい心が硬くなって視野が狭くなっているんですよね。 この本は、いわゆる“ポジティブ思考で乗り切れ”みたいな話ではなくて、もう少し地に足のついた視点をくれます。たとえば、「今は何ができるか」に立ち戻ることで負のループを止める感覚。説明を尽くすより、これからどう扱うかに時間を使うという姿勢。あるいは、嫌いな人の嫌な部分を見ないという割り切り。どれもすぐ実践できて、しかも背伸びを強いられないものばかりです。読んでみると、余計なところに力を使わなくていいんだな、と肩の力が抜けていきます。 特に刺さったのは、「自分の持てる力でどこまでやるか」を境界線にする発想でした。おせっかいや安請け合いで自分をすり減らす癖がある人ほど、この視点を持つだけでかなり楽になります。相手を敵にしない、聞きかじりで動かない、情報に距離を置く。どれも“放っておく”というより、自分を整えるための距離感なんですよね。 忙しさや人間関係に疲れやすい人、自分の感情に振り回されがちな人には、とても静かに効いてくる本だと思います。
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