
職場復帰を支え、再休職を防ぐ!うつのリワークプログラム
五十嵐 芳雄、ふくいひろえ
日経BP / 2018-12-14
この本について
仕事に戻るタイミングって、人から見れば「もう大丈夫でしょ」と言われても、自分の中では不安が残ったままだったりします。特に、再発を経験したことがある人ほど、「また同じことになるんじゃないか」という恐さが消えません。僕も似たようなモヤモヤを抱えていて、どうやって自分のパターンをつかめばいいのかずっと迷っていました。 この本がよかったのは、「気合で戻る」みたいな話ではなく、実際の現場で行われているリワークのプロセスを、かなり現実的に描いているところです。たとえば、初発の症状を細かく書き出して、自分が崩れ始める“最初のサイン”を把握する流れ。環境の変化にどう反応していたのかを丁寧に追い、何が自分にとって危険だったのかを知るステップ。そして、外側の要因だけでなく、自分の思考やコミュニケーションの癖まで含めて整理していく作業。この三つが一本につながると、「再発を防ぐために、どこを見ておけばいいのか」が少し立体的に見えてきます。 読みながら感じたのは、決して“完璧な自分”をつくる話ではないということです。むしろ、自分の弱いところやつまずきやすいパターンを、専門家と一緒に丁寧に扱うことで、次に似た状況が来たときにどう動けるかを試せるようにしていく。そういう地に足のついたアプローチがほしい人に向いている本だと思います。 特に、「復職に向けて一歩踏み出したいけど、自分のどこを見ればいいのか分からない」という人には、かなり刺さるはずです。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの67%が集中しています。
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