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ESG経営を強くする コーポレートガバナンスの実践

ESG経営を強くする コーポレートガバナンスの実践

松田千恵子

日経BP / 2018-12-21

累計読者数4
平均ハイライト数 62.8件/人
推定読了時間 約4時間13分
star総合評価 75/100
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この本について

配当性向とか資本コストとか、言葉は知っているのに「結局どう判断すればいいのか…」と毎年の株主対応シーズンになるたびに手が止まることがあります。成長も還元も大事だと言われる一方で、投資家からは「それで結局どっちを優先するつもりなの?」と聞かれるあの感じ。自分の中で整理がつかないまま資料だけが増えていく、あのモヤモヤです。 この本が面白いのは、欧米との差や制度論を知識として並べるのではなく、「なぜ投資家はその行動をとるのか」「日本企業のどこにズレが生じているのか」を、かなり踏み込んで説明してくれるところでした。たとえば、配当を出すことが海外投資家から“成長の諦め”に見えるという指摘や、小ぶりな上場企業が株主対応で抱える負担の重さは、自分の現場感覚と妙にリンクします。また、政策保有株式を続ける企業にとって、投資家の視点から突きつけられる問いがどこにあるのかがとても具体的で、読んでいて姿勢がピンと正される感覚がありました。 結局のところ、ガバナンスは制度の話ではなく、企業がどんな未来像を描き、どのリスクを引き受けるかの問題なんだなと気づかされます。「成長か配当か」を選びきれずに曖昧にしてしまう時ほど、外からの期待との齟齬が大きくなる。そう分かっていても迷う人にとって、この本は“考える軸”を渡してくれる一冊だと思います。 経営企画やIRで「投資家が何にイラつき、何を期待しているのか」をちゃんと理解したい人に刺さる本です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

2018年6月にコーポレートガバナンス・コードが改訂され、企業はガバナンスの変革が求められています。 実はこの改訂コードには、日本企業における従来の経営を大きく変える「地雷」がいくつも埋められている--。 企業では、経営者の暴走や不祥事リスクを抑え、チャンスをつかむ積極果敢な経営を後押しするガバナンス体制の構築が欠かせません。 本書は、企業でガバナンスに携わる人の“バイブル”「これならわかる コーポレートガバナンスの教科書」の筆者、松田千恵子氏の新著です。 改訂コードに完全対応。新たに盛り込まれた「原則」の意味や背景を紹介し、日本企業が陥りがちな「落とし穴」や対応方法を解説しています。 経営者の選解任のルールづくりは? 次の経営者候補の育成は? 社外取締役の選び方は? 取締役会で議論すべき内容は? ガバナンス事務局の効率的な運営方法は? など、企業経営の最前線にいるガバナンス担当者の悩みは尽きません。 本書ではこうした課題について、具体的な実践方法を分かりやすく紹介します。 最新のコーポレートガバナンスの理解と実践に役立つ「決定版」です。
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