
不自然な宇宙 宇宙はひとつだけなのか? (ブルーバックス)
須藤靖
講談社 / 2019
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推定読了時間 約4時間36分
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この本について
宇宙の話って、知れば知るほど「そもそも何が始まりで、何が“外”なのか?」みたいなモヤモヤが増えませんか。ビッグバン=一点からの爆発だと思っていたはずが、専門家の説明を聞くと途端に足元がぐらつく感じ。自分もそこでつまずいて、この本に助けられました。 読んでよかったのは、「ビッグバン=宇宙の誕生」ではないという当たり前のようで見落としがちな整理をしてくれるところです。インフレーションや“誕生前”の話になると急に抽象度が上がるのですが、ここでは“状態の変化”として落ち着いて説明されるので、世界の見え方が一段クリアになります。それから、人間原理やマルチバースの話も単なるロマンではなく、「なぜこの宇宙の条件がこうなのか」を考えるための視点として扱われていて、理解の足場がちゃんと残るのがありがたいところでした。多世界解釈や確率の波といった量子論の部分も、いったん“物理的な解釈は横に置く”姿勢で整理されるので、妙な神秘化に引っ張られずに読めます。 「宇宙って結局どこから始まったの?」という疑問に長く引っかかっている人にはとくに刺さると思います。自分の中の“宇宙”の定義そのものが書き換わる感覚があって、いままで混ざっていた概念がようやく分離してくれる一冊でした。
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出版社による紹介
宇宙の外側に何があるのか? 私たちの住む宇宙の他に“別の宇宙”は存在するのか? 最先端の物理学がこの究極の問いに挑む!
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