
仕事と心の流儀 (講談社現代新書)
丹羽宇一郎
講談社 / 2019-01-17
この本について
仕事をしていると、「自分はちゃんと評価されてるんだろうか」とか、「努力してるつもりなのに手応えがない」とか、よく分からないもやっとした感覚に包まれる瞬間があると思います。私もよくそこで立ち止まってしまうタイプで、余計に空回りしてしまうこともあります。そんな時にこの本を読んで、少しだけ視界がひらけた気がしました。 丹羽さんの言葉は、勢いのある精神論ではなく、あくまで現場での経験からにじみ出た“地に足の着いた話”なんですよね。たとえば「組織は本人が思っている以上に正しく判断している」という一文に触れた時、自分の自己評価にこだわりすぎていたなと気付かされましたし、「問題があるのは生きている証」という視点は、仕事のトラブルを少しだけ冷静に受け止められる助けになりました。さらに“心を鍛えることがいちばん難しい”という指摘は、努力の量だけではどうにもならない部分と、向き合い方そのものを見直す必要を感じさせてくれます。 この本は、劇的に人生を変えるという類ではなく、日々の迷いや苛立ちに静かに手を添えてくれるような位置づけです。特に「自分はもっとできるはずなのに、何かが噛み合っていない」と感じている人には、じわっと効くはずです。読書や経験を通じて視野を広げることの大切さが語られていますが、それも押しつけではなく、ただ“こうすると世界が見えやすくなるよ”という距離感で語られているのが心地よいところでした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第9章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの20%が集中しています。
読書の順序
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