
聴くだけうつぬけ【Kindle版限定オリジナル音源特典付き】
橋本翔太
この本について
うつっぽい時期って、「休めと言われても休めない」とか「自分を優先したいのに罪悪感が出る」とか、そんなところでつまずきやすいですよね。僕もまさにそこでぐるぐるしていたので、気持ちはすごくわかります。周りは理解してくれない感じがするし、自分の性格を責めるクセだけがどんどん強くなる。でも実際は、その性格に助けられてきた場面だって本当はたくさんあったりします。 この本は、そういう“責めグセが抜けない状態”をほぐすための視点が丁寧です。たとえば、自分を優先することを「わがまま」と切り捨てず、「心のコップを減らさないための最低限の行動」として扱ってくれるのが救いになります。怒りや不安みたいな感情にフタをしてきた人が、少しずつそのフタをゆるめるとどう変わるのか、具体的な場面に落として説明してくれるのもありがたいところでした。音源を使いながら、手を胸やお腹に当てて身体からゆるめていくアプローチも、理屈では動けない時のとっかかりになります。 特に刺さるのは、「うつの理解がない人から距離を置くこと」を正面から肯定してくれる姿勢です。無理して合わせ続けるより、自分のエネルギーを守る方が先だと教えてくれるので、行動レベルでの変化を起こしやすいと思います。死についての章もありますが、生きることを選ぶための安全な距離感について語られていて、苦しい時期に読むと視野がひとつ広がる感覚がありました。 自分を責める癖が強いまま頑張り続けてきた人、自分優先がどうしても怖い人には、かなり芯に触れる本だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの20%が集中しています。
読書の順序
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