
現実は厳しい。でも幸せにはなれる
アルバート・エリス and 齊藤勇
文響社 / 2018-08-31
この本について
最近、自分に「もっとちゃんとしろ」と言いすぎてないですか。やらなきゃと思うほど腰が重くなったり、ちょっと失敗しただけで一気に全否定したくなったり。頭では分かっていても止められないあの感じ、僕もよくハマります。 この本が助けになるのは、努力とか気合いではどうにもならない“思い込みのクセ”に手を入れてくれるところです。たとえば、何かがうまくいかないとすぐ「自分はダメだ」と結びつけてしまう癖を、行動そのものと自分の価値を切り離して考えるよう促してくれます。あるいは「絶対にこうあるべきだ」と自分を追い詰めていた考えを、「そうであるほうがいい」くらいの温度に下げてみると、動ける余白が生まれる。その変化を実際の行動につなげるために、著者が徹底している“自分との議論”のやり方もわかりやすいです。自分の感情が暴走しているときほど、こういう理屈が効く瞬間があります。 読んでいて強く感じたのは、「現実が厳しいことと、自分を責め続けることは別」という当たり前のようで難しい線引きです。落ち込んでもいいけれど、それを不健全な自己嫌悪にまで膨らませない。変えられるところと、変えられないところを見分ける。頭では知っていたのに、実際にやれていなかったことを、ようやく言語化してもらった気がしました。 自分に厳しすぎる自覚がある人、あるいは「感情に振り回されがちだけど、性格そのものを変えるのは違う気がする」と感じている人には特に刺さると思います。僕もそうでしたが、少し呼吸がしやすくなります。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの45%が集中しています。
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