
若い読者のための宗教史 【イェール大学出版局 リトル・ヒストリー】
リチャード・ホロウェイ, 上杉 隼人, and 片桐 恵里
累計読者数5
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star総合評価 76/100
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この本について
宗教って、距離を置きたいのに、気づくとニュースでも人間関係でも存在感が強くて、うまく言葉にできないモヤモヤが残りませんか。理解したいわけじゃなくても、「なぜこんなに人を動かすのか」はどこかで腑に落としたくなる。僕もずっとそこが引っかかっていました。 この本は、そんなときにちょうどいい距離感で歴史を見せてくれます。極端な教団の成り立ちを読んでいると、「おかしさ」よりも、そこに至る人間の弱さや願いのほうが見えてきて、判断より先に理解が追いつく感覚がありました。老子が語る陰陽のように、相手のなかに自分を見る視点は、宗教に限らず仕事の場でも人間関係でも何度か救われました。そして、聖書もクルアーンも権力に利用されてきたという指摘に触れると、歴史を知ることは単に知識ではなく、盲信を避けるための手すりなんだと実感します。 派手さはないけれど、断片的に知っていた事柄が、人間の選択の積み重ねとして一本の線になる感じがありました。宗教に詳しくなくても、「世界観の根っこを整理したい人」には静かに効く本だと思います。
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多くの読者は第9章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの15%が集中しています。
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