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教養としての「ローマ史」の読み方

教養としての「ローマ史」の読み方

本村 凌二

PHP研究所 / 2024-09-25

累計読者数16
平均ハイライト数 38.4件/人
推定読了時間 約5時間38分
star総合評価 73/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 33%

この本について

仕事でも人間関係でも、「結局のところ、集団って何でこんなにややこしくなるんだろう」と感じることが多いですよね。誰か一人の振る舞いよりも、空気や利害のズレの方が問題の本質に見えてくる瞬間。ローマ史を読んでいて意外だったのは、そんな現代のモヤモヤと似た構図が、二千年前の彼らにも普通にあったという点でした。 この本は英雄列伝ではなく、ローマ人がどう意思決定し、どう仲間割れし、どう自由を守ろうとしたのかを丁寧に追っています。独裁を嫌った背景にある「自分たちは自由人だ」という感覚、改革派と保守派のぶつかり合いに潜む人間関係の網の目、寛容さが失われたとき何が起きたのか。読んでいると、組織で起こる小さな軋みや、チームの足並みが乱れる理由を別角度から見る助けになります。歴史の話なのに、今日の職場の景色が少しだけ立体的に見えてくるのが不思議でした。 特に、「誰が正しいか」ではなく「誰と誰がどうつながっていたのか」をたどる視点は、自分の周りの関係性を整理するときにもそのまま使えます。過度に英雄視もしないし、きれいごともないので、現実の判断に持ち帰りやすい一冊です。 組織や集団の“人の動き”を別の角度で見てみたい人に刺さる本だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

佐藤優氏、推薦!「ローマ史の中に人間の英知のすべてが詰まっていることがよくわかる。」建国時の混乱、強敵との戦い、国家の再建、跡継ぎ問題、異民族の侵入、文明の変質……。長きにわたって生き延び、ありとあらゆることを経験したローマの歴史は、混迷する今の世界を考える上での羅針盤となる。ローマ史はもちろん、世界史や現代社会の理解をより深めることにもつながる一冊。今、世界で古代末期のローマと同じようなことが起きている。 〈目次〉●なぜ、ローマは世界帝国へと発展したのか ●勝者の混迷、カエサルという経験 ●「世界帝国ローマ」の平和と失われた遺風 ●ローマは、なぜ滅びたのか ※本書は、2018年3月にPHPエディターズ・グループから刊行された作品を加筆・修正し、文庫化したものです。 【PHP研究所】
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