
ぼくの血となり肉となった五〇〇冊 そして血にも肉にもならなかった一〇〇冊 (文春e-book)
立花隆
累計読者数12
平均ハイライト数 6.7件/人
star総合評価 45/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 16%
この本について
書いているときに「あれ、自分の中身って薄いままじゃないか」と不安になる瞬間ってありますよね。読む量を増やしても、知識が点のままでつながらない感じとか、せっかく読んでも結局どこまで理解できているのか自信が持てないとか。僕もずっとその感覚に悩んでいて、この本を読んだときにようやく少しだけ視界が開けました。 立花さんの言う「IO比は100対1でいい」という感覚は、アウトプットが止まっていても焦らなくていい理由をくれます。大量の読書に沈む時間そのものが、のちの仕事や文章の「厚み」になる。さらに「書物の影響は読んだときの自分の状況と切り離せない」という指摘も、理解できなかった本があっても、それは自分がダメなんじゃなくて、ただ“今じゃなかった”だけなんだと受け止められるようになるんです。 そしてもう一つ刺さったのは、立花さんが平然と「半可通で仕事は回せるけど、それに甘えると腐る」と書いているところ。読んだ瞬間に、僕自身の読み方や調べ方の甘さが全部見透かされたようで、でも責められている感じはなく、「ここから先に行きたいなら、こういう姿勢が必要だよ」と背中を押されているようでした。 読書の意味を見失いかけている人や、知識の海で溺れている感じがする人には、かなりしっくりくる本だと思います。読んだその瞬間より、読み終えたあとにじわじわ効いてくるタイプの一冊です。
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