
「畳み人」という選択――「本当にやりたいこと」ができるようになる働き方の教科書
設楽 悠介
プレジデント社 / 202002
この本について
仕事を動かす立場になるほど、「アイデアは出るのに前に進まない」「広げる人と実務のあいだでいつも挟まれる」といったモヤモヤにぶつかることが増えます。自分の役割は何なのか、どこまで踏み込めばいいのか、その線引きが見えなくなる瞬間ってありますよね。 この本が面白いのは、そうした“現場での迷い”を、広げる人と畳む人という関係性で整理してくれるところです。特別な才能というより、ちょっとした違和感を放置しない姿勢や、相手のアイデアをまず面白がる姿勢、経験のない仕事でも一度自分でやってみる姿勢など、実務で効くごく具体的な働き方が丁寧に描かれています。読者が抜き出している部分も、どれも「結局どう動けばいいのか」を示す実践寄りのエッセンスばかりで、自分の明日からの行動に落とし込みやすいはずです。 特に、リスクに敏感でいることや、見直しを怠らないこと、そして失敗は自分の責任と引き受けつつ、成功は周りの手柄にするという姿勢は、派手ではないけれど、チームで信頼される人が実際にやっていることそのものだと思います。畳み人という言葉にまだ馴染みがなくても、「アイデアを実行に移す人」としての視点で読むと腑に落ちる場面が多いです。 自分の役割に迷いがある人や、リーダーでもメンバーでもない“間のポジション”で悩んでいる人には、かなり刺さる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第6章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの24%が集中しています。
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