
最強の自己紹介
鈴鹿久美子
マキノ出版 / 2019-03-22
この本について
自己紹介の場になると、何をどこまで話せばいいのか分からなくなることってありますよね。頑張って盛ろうとすると嘘っぽくなるし、逆に控えめにすると何も伝わらない気がして落ち着かない。僕自身、名刺交換の30秒がいつもぎこちなくて、「もっと自然に、自分のことをちゃんと伝えられたらな…」とずっと思っていました。 この本が面白いのは、自己紹介を“盛りつけ”ではなく、“整理”として扱っていることです。読者が保存していた部分を見ると、特に刺さっていたのは「双括型」という構造と、「過去→現在→未来」を200文字に落とし込むという現実的な方法論。それに「ヒトは価値を積み上げるほど嘘っぽくなるから、引き算が必要」という視点も、肩の力が抜ける一言だと思います。成功話を積み重ねるのではなく、失敗から得た教訓を軸にするほうが、人は自然と共感してくれる。これ、自己紹介の場に立つとすぐ忘れがちなんですよね。 もうひとつ良かったのは、冠言葉の考え方です。キャッチーである必要はなく、「背すじが伸びる、少し重い言葉」を名前の前後に置く。それだけで、自分の中で芯ができるという感覚がありました。着る服の話も印象的で、「自分がどう見られたいか」を言葉だけでなく身なりでも支えるという発想は、僕のように不安が出やすいタイプにはかなり効きます。 「自己紹介で毎回しっくりこない」「結局いつも無難なことしか言えない」と感じている人には、かなり刺さるはずです。盛る必要もキャラ作りもいらず、30秒あれば、失敗も含めた自分をきちんと届けられる。そのための骨組みを丁寧に教えてくれる一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの45%が集中しています。
読書の順序
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