
子どもの「やってみたい」をぐいぐい引き出す! 「自己肯定感」育成入門 (夜間飛行)
平岩国泰
メイツ出版 / 2019-02-20
この本について
子どもが何かにつまずいたとき、つい「なんでできないんだろう」と親の側も落ち込んでしまうことがあります。がんばってほしい気持ちはあるのに、声のかけ方がわからない。励ましたつもりが逆効果になる。僕も同じところでずっと迷っていました。 この本が少し違ったのは、「結果よりもプロセスを見る」という姿勢を、実際の場面でどうやって形にするかがとても具体的だったところです。たとえば、失敗したときこそ「よく頑張ったね」と声をかける理由や、目標は“最初からできること”でいいという考え方。無理に背伸びさせるより、1/10歩の成長を一緒に見つけていくほうが、子どもの挑戦心が続くという視点は、読んでいてスッと腑に落ちました。 また、親が説明をしたあとに「今の話、一言で言うと?」と聞く習慣や、ほしい物を理由とセットで説明させる工夫など、コミュニケーションを「教え込む時間」ではなく「考えを言葉にする訓練」に変えていく方法も多く載っています。大人が先に結論を与えすぎていたな、と反省した部分でもあります。結果より場数を踏ませる、挑戦そのものを認める。そういう積み重ねが自己肯定感につながるのだと、実例を通して実感できました。 親として完璧である必要はなくて、ただ子どもの世界を少し広げてあげる工夫を足すだけでいい。そう思わせてくれる本です。「つい口うるさくしてしまう」「できない姿を見ると不安になる」という人には特に刺さると思います。
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