
ひとり老後、賢く楽しむ
岸本葉子
文響社 / 2019-07-19
この本について
老後のことって、考えなきゃと思いつつ、実際に何から手をつければいいのかよく分からないまま時間だけが過ぎていくことありませんか。私は「施設に入るかどうか」みたいな大きな話以前に、そもそも自分は何を不安に思っているのかすら曖昧なままでした。 この本を読んで意外だったのは、「選択肢ってけっこう柔らかいんだな」と思えたことです。たとえば入居一時金にも返戻があって、合わなければ戻ってこないわけじゃないとか、ゼロ円プランで一時的に入る人も多いとか。老後の住まいって、一度選んだら終わりではなく、取り返しのきく選択もあるんだと知れたのは大きかったです。そして、年齢によって“気になるポイント”が全然変わるという話にも救われました。今の自分の基準だけで決めなくていいし、状況が変わったらまた考え直していい。そう思えると少し呼吸がしやすくなります。 もうひとつ刺さったのは、「頼める」と「頼む」は別物だという視点。老後は、どこまで自分でやり、どこから人に頼るかをマネジメントしていく力のほうが大事になっていく。そのために、日々エネルギーを出し惜しみせず、自分を固めないでおくという70代の方の言葉が妙にリアルで、未来の自分の姿を想像しやすかったです。 老後に向けて完璧な計画を立てたい人より、「将来の自分をうまく扱う感覚をつかみたい人」にしっくりくる本だと思います。今の不安を全部解決してくれるわけではないけれど、選択肢の見え方が静かに変わります。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの46%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要





