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解読 ウェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』 (講談社選書メチエ)

解読 ウェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』 (講談社選書メチエ)

橋本努

講談社 / 2019-07-12

累計読者数4
平均ハイライト数 22.3件/人
推定読了時間 約5時間20分
star総合評価 42/100
start序盤集中型
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この本について

仕事の判断で迷ったとき、「自分はいま何を拠り所にして動いてるんだろう」とふと立ち止まることがあります。目の前の数字を追いながらも、心のどこかで“それだけじゃしっくりこない”という感覚が残る。合理性を求めるほど、自分の中の基準がぼやけていく感じです。 この本は、そんなモヤモヤを歴史の視点からほぐしてくれます。ウェーバーが生きた激動の時代背景や、彼が抱えていた矛盾への向き合い方が丁寧に描かれていて、「合理主義ってそもそも何に向かっているのか」という問いが具体的な形になる。プロテスタンティズムと資本主義の関係についても、通説をそのままなぞるのではなく、「どこが本当に論点なのか」を示してくれるので、単なる知識ではなく“考えるための土台”として効いてきます。現代のアメリカとヨーロッパの宗教観の違いが経済にどう影響するか、という例もあって、遠い話が急に足元の問題につながっていく感覚があります。 ウェーバー自身が「理性の怪物と対決する」姿勢を崩さなかったという話も、日常の判断にそのまま落とし込めるところが多いです。たとえ矛盾だらけの社会でも、どう距離を取って、どう責任を引き受けるのか。そのスタンスが彼の言葉を支えているのだと分かると、自分の中の基準も少し定まってくる気がします。 思想の“使い方”を知りたい人に刺さる一冊です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

これならわかる!『プロ倫』はなにを解き明かしたのか? いま受け取るべきメッセージはなにか?超難解書の全体像と核心が明快にわかる、驚異の解説書が登場。これが、ウェーバーの言いたかったことだ!《冒頭10頁強で、ウェーバーってどんな人&『プロ倫』のあらすじが、ざっくりわかる!》《基礎知識から ”ライバル” ゾンバルトやマルクス主義とのわかりやすい対比まで、たのしくわかるコラム満載!》『プロ倫』は「プロテスタンティズムと資本主義の発展の関係」を論証したとされるが、本当にその試みは成功していたのだろうか? いまなお読み解くべき意義があるのだろうか? そんな素朴かつ核心的な問いをスタート地点にして、ウェーバーの論考のエッセンスを、クリアーで平明な文章で徹底解説。宗教改革によって勃興したプロティスタンティズムは、「天職」という概念や、神が誰を救うか/救わないかをすでに決めているという「二重予定説」なる教説を生み出した。快楽を排しひたむきに貨幣獲得に生きがいを見いだすような精神が生まれ、資本主義社会が発展していくが、しかし資本主義が爛熟すると崇高な精神が失われてしまう――ここに、ウェーバーの問題意識の核心があった。そして、その問いと思考は、現代における新保守主義という思想と響き合うものだった。市場経済の発達が加速度を増し、その行く末を誰も見通すことができなくなりつつあるいまこそ、近代とは、資本主義とはなにかを正面から考えた『プロ倫』のエッセンスを読もう!【本書の内容】序章 ウェーバーってどんな人?第1章 「問題」はどこにあるのか?第2章 資本主義の精神とはなにか?第3章 「天職」の概念が生まれた第4章 禁欲的プロテスタンティズムの倫理とはなにか? -1-第5章 禁欲的プロテスタンティズムの倫理とはなにか? -2-第6章 天職倫理と資本主義第7章 現代社会で生きる術を考える補論
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