
上流階級 富久丸百貨店外商部 II (小学館文庫)
高殿円
小学館 / 2019-08-11
累計読者数3
平均ハイライト数 6件/人
推定読了時間 約4時間36分
star総合評価 52/100
trending_up後半加速型
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この本について
ふだん仕事でも生活でも、「これって自分だけが下手なんじゃないか」「みんな当然のように乗り越えているんだろうな」と思う瞬間がけっこうあります。頼るのが苦手だったり、人との距離の取り方に迷ったり、孤独をどう扱えばいいのかよくわからなかったり。正解を誰も教えてくれないまま大人になってしまった感じが残るんですよね。 『上流階級 II』を読んでいて感じたのは、この物語はきらびやかな世界の話に見えて、実は人間関係の「現実」にとても忠実だということです。お客様に聞くことは頼ることだと気づく場面や、信頼は一人で抱えこまないことで生まれるという言葉、そして孤独を避けるのは弱さじゃなくて本能だという視点。どれも派手さはないのに、自分の生活のどこかにすっと入ってくる感覚がありました。強くあることを求められがちな世の中で、弱さや不自由さを前提にしていいと言ってもらえる感じがします。 しかもこの作品は、「みんなこうあるべき」という押しつけがないんですよね。花が好きでも飾れないように、人にはそれぞれ事情があって、その前提が違うだけ。だからこそ、どう生きるかの選択肢が自然と見えてくる。無理に前向きにならなくても、少し肩の力が抜けて、自分のペースで考え直せる余白がある物語です。 自分の弱さや迷いを抱えたまま生きている人ほど、静かに効いてくる一冊だと思います。こんな人に刺さる作品です。
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多くの読者は第8章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの45%が集中しています。
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出版社による紹介
ドラマ化ヒット小説続編、待望の文庫化! 高卒からのたたき上げ、敏腕プランナー鮫島静緒(38)が、富久丸百貨店芦屋川店の外商部で働き始めて早一年が過ぎた。日本一の高級住宅街・芦屋に住む本物のセレブたちにお買い物をしていただくため、静緒は今日も国内外を奔走する。 登校拒否ぎみの孫を心配する祖母。暴力団幹部の子を妊娠し、手切れを望む愛人。外商部の本格的な立て直しプロジェクトに、バツイチの女をさいなむ男社会の古い体質。そこに同居人である枡家の元彼まで登場。 そのうえ枡家の母親が、バツイチ独身の静緒に息子との再婚を勧めてきて!? 竹内結子、斎藤工、草刈正雄ら豪華キャストでドラマ化された話題作の続編。『トッカン特別国税徴収官』『政略結婚』などヒット作を次々生み出す著者による究極のハイクラス・エンタメ、続々文庫化!
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