
上流階級 富久丸百貨店外商部 III (小学館文庫)
高殿円
小学館 / 2021-03-10
累計読者数5
平均ハイライト数 9.8件/人
推定読了時間 約3時間50分
star総合評価 56/100
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この本について
「自分の人生なのに、気づけば“〜せねばならない”で埋まっているな…」と、ふと立ち止まる瞬間ってありますよね。誰かの期待や古い価値観の中で進んでいるうちに、自分が何を選びたいのか見えなくなるあの感覚。僕もよく迷います。 『上流階級 富久丸百貨店外商部III』は、きらびやかな舞台の物語でありながら、そんな“見えにくくなった自分”をそっと照らしてくれるところがあります。特に、自分の顔もキャリアも選び方も「自分の所有物」という視点は、他人基準に引っ張られがちな日常をふっと緩めてくれるし、人との関係も「一緒にいたいかどうか」に戻すだけでだいぶ身軽になる感覚があります。さらに、悪い出来事を転機として解釈する人物たちの姿が、現実のしんどさにどう向き合うかの小さなヒントにもなります。 外商の世界や家族の歴史が丁寧に描かれているので、物語としての読み応えも十分ですが、一番残るのは“誰もが自分の人生を自分で選ぶ権利を持っている”という静かなメッセージでした。自分のペースで生きたいけれど、どこかで迷ってしまう人に刺さると思います。 自分の輪郭を取り戻したいときに、そっと効いてくる一冊です。
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多くの読者は第7章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの19%が集中しています。
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出版社による紹介
ドラマ化大ヒット作、待望の書き下ろし続編。 神戸の老舗、富久丸百貨店芦屋川店で敏腕外商員として働く鮫島静緒。日本一の高級住宅地のセレブ相手に、きょうも奔走する。 美容整形に興味があり静緒に試させる女性投資家、息子の中学受験に静緒を巻き込む元CAセレブ主婦。「強い」宝石を集めるイラストレーターの訴訟事件……。そして、プライベートも落ち着かない日々の静緒にヘッドハンティングの話が。同居するゲイの同僚・桝家修平の反応は? ドラマ化もされた話題作の続編を、「トッカン」「シャーリーホームズ」シリーズ、『政略結婚』など大ヒット作連発の著者が書き下ろしたハイクラスエンタメ! 解説は、読書家で書評エッセイの連載や、新聞の書評委員もつとめる、女優の南沢奈央!
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