
麹町中学校の型破り校長 非常識な教え (SB新書)
工藤 勇一
SBクリエイティブ / 2019-09-05
この本について
子どものことで悩んでいるときって、「これって本当に今の子に合っているんだろうか…」みたいな、小さなモヤモヤが積み重なっていきますよね。勉強の習慣づけでも、失敗への向き合い方でも、つい大人の都合で「こうすべき」に寄せてしまう。でも内心では、それが逆効果なんじゃないかと気づいている。僕もまったく同じでした。 この本が助けてくれたのは、「正しさ」よりも「心の安全が先」という視点に戻してくれたことです。結果を褒めるよりプロセスを見ることとか、子どもの自由意思を尊重して最終判断を任せることとか、言葉では知っていたはずなのに、実際にはできていなかった部分が多かったんだと気づかされました。とくに「後ろで支えて、徹底的に待つ」という姿勢は、自分がどれだけ“先回り”に頼っていたかを痛感しました。 もうひとつ大きかったのは、「比較を基準にしない」という考え方です。大人が順位や勝ち負けを軸に褒め続けると、子どもは“評価される自分”ばかり気にするようになる。これは家庭でも職場でも同じで、心の安全が揺らぐと挑戦意欲が落ちていくんですよね。だからこそ、没頭している時間を“無駄”と切り捨てず、そこから外へつながるきっかけをそっと置いておく。このバランス感覚が、とても現実的でしっくりきました。 「子どもの主体性を大事にしたいけど、どこまで任せていいのかわからない人」にほど刺さる本です。理想論ではなく、迷いながら進む大人の視点で書かれているので、読んでいて変に力が入らないのもありがたかったです。
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ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの18%が集中しています。
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