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行動経済学の逆襲 下 (ハヤカワ文庫NF)

行動経済学の逆襲 下 (ハヤカワ文庫NF)

リチャード セイラ―、遠藤 真美

早川書房 / 2019-10-17

累計読者数3
平均ハイライト数 2.7件/人
推定読了時間 約4時間44分
star総合評価 40/100
boltライト読書型
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この本について

仕事や採用の場で、「この判断、本当に正しいのかな…」と自分の直感に不安を覚えることがよくあります。経験を積んでいるつもりでも、重大な選択ほど根拠の薄い“確信”に寄りかかってしまう。そんなときに、行動経済学の視点はけっこう効きます。 たとえば、本書で語られる「ドラフト上位が本当に優れている確率は 56%しかない」という話。数字で突きつけられると、完璧に見える候補に入れ込みすぎる自分をいったん止めて、「具体的にどこが良いのか」を問い直す余白が生まれます。あるいは、立場の強い人が言うと同じ主張でも急に“真実”扱いされるという章は、組織の意思決定に身を置く人ほど思い当たるところが多いはずです。自分が信じている判断が、本当にデータに基づくものなのか、それとも雰囲気に寄っているだけなのか。そういう点検の目が少し磨かれます。 そして、専門家が集まる会合ほど抽象論に偏って成果が薄くなる、という描写も現実的でした。議論を高尚にするより、具体的な問いを重ねたほうが真実に近づける。その姿勢が本全体に通底していて、読み進めるほど「自分の思考も同じバイアスに巻き込まれているな」と素直に認められます。 判断に迷いがちな人や、採用や投資で“直感に引っ張られがち”と自覚している人には特に刺さる一冊だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

旧態依然の経済学界に渦巻く非難をはねのけ、認知バイアスに関する研究成果を着実に積み上げていった著者は、それらの知見を逆用し人々をより合理的な行動へと導く画期的手法「ナッジ」を提唱する。いまや日本をはじめ各国の政策に取り入れられている行動経済学は、世界をどのように変えていけるのか?話題の学問の全史を類まれなユーモアとストーリーテリングで描き、絶賛された痛快ノンフィクション。
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