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赤の女王 性とヒトの進化

赤の女王 性とヒトの進化

マット リドレー and 長谷川 眞理子

累計読者数9
平均ハイライト数 8.2件/人
推定読了時間 約12時間26分
star総合評価 39/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 11%

この本について

人間関係で妙に疲れたり、誰かの行動が「なんでそうなるんだ…」と理解できないまま終わってしまうことが、僕はよくあります。自分の性格の問題なのか、相手の問題なのか、その判断すら曖昧でモヤモヤが残る。そんなときに、進化という視点で人間を見ると、少しだけ空気が入れ替わる感じがありました。 『赤の女王』は、人間の行動や感情の裏側にある「競争」「繁殖」「駆け引き」を、淡々と、でも妙に現実的に説明してくれる本です。たとえば、僕らが知性を使う場面が、実用的な問題よりも“他者との心理戦”に偏る理由を聞くと、職場での小さな駆け引きが急に立体的に見え始めます。また、男と女の行動の非対称性が「文化」ではなく「投資コスト」の違いから生まれている、という指摘は、無理に価値判断を挟まないぶん、日常の違和感を静かに整理してくれました。 さらに強烈だったのは、あらゆる生物が「敵より半歩先に進むために走り続けている」という赤の女王の比喩です。努力しても同じ場所に立ち続けてしまうような感覚が、実は僕らの性質の一部として組み込まれているかもしれない。そう思うと、焦りが少しだけ和らぎました。 人間の行動を“きれいごとなし”で理解したい人に刺さる一冊だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

「同じ場所にどとまるためには全力で走り続けなければならない」(キャロル『鏡の国のアリス』に登場する赤の女王の言葉)。生物の種も、生き残るためには常に環境の変化に対応し進化し続けなければならない。そもそも人間にはなぜ性が存在するのか。普遍的な「人間の本性(ヒューマン・ネイチャー)」なるものはあるのか。それは男女間で異なるのか。科学啓蒙家リドレーが、進化生物学に基づいて性の起源と進化の謎に迫る。
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