
ジュン丸、お前…。
ことわ荒太
累計読者数3
平均ハイライト数 6件/人
star総合評価 49/100
trending_up後半加速型
check_circle推定完走率 57%
この本について
「手は二つしかないのに、あれもこれも欲しがって中途半端になる」「分かっていたのに動けなかった自分をあとから責めてしまう」。仕事でも私生活でも、こういう瞬間って定期的にやってきますよね。頭では理解しているのに、心が追いつかない感じというか。 『ジュン丸、お前…。』を読んでいて感じたのは、その“追いつかなさ”を変に正そうとせず、そのままの形で拾ってくれる物語だということでした。マリが言い訳を抱えたままプレーしていたことに気づく場面とか、「経験は無駄じゃない」という一言の重さとか、どれも大ごととして描かれていないのに、自分の積み重ねてきた弱さやみっともなさと自然に向き合わされます。そして、他人を羨む前にまず自分が何もしていなかった、という痛さにも妙に心当たりがある。 この本が効くのは、背中を押してほしい人ではなく、「今の自分にエネルギーがないこと自体がつらい」と感じている人だと思います。誰かに励まされるより先に、自分の歩幅を取り戻す必要がある時期ってありますよね。そんな時に、この物語の登場人物たちの不器用さや、思わず吹き出してしまう会話のテンポが、こわばった気持ちをゆるめてくれる。 「自分の弱さを直視するのがしんどいけれど、放っておくのも苦しい人」に、静かに刺さる一冊です。
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多くの読者は第10章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの36%が集中しています。
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