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風神雷神 Juppiter,Aeolus(上)

風神雷神 Juppiter,Aeolus(上)

原田 マハ

PHP研究所 / 2022-11-22

累計読者数5
平均ハイライト数 26.2件/人
推定読了時間 約5時間6分
star総合評価 75/100
trending_up後半加速型
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この本について

最近、目の前のタスクに追われて全体が見えなくなる瞬間が多くて、「自分はいま何をしているんだろう」とふと立ち止まることがあります。丁寧にやっているつもりでも、細部に潜り込みすぎて思考が朦朧としてくるあの感じです。そんなモヤモヤを抱えているときに『風神雷神』を読むと、少し呼吸が整うというか、視点の置き方を微調整してくれるように感じました。 読者が保存した抜粋には、「目先にとらわれず大局を見る」「細部をはいつくばって見るより、全体を眺める」という描写が何度も響いているように見えます。物語の中で絵師たちが示す視野の広さは、直接的な教えではないのに、自分の仕事の姿勢にもそのまま持ち込める感覚があるんですよね。また、ひょうげた話し方や、喜色満面で場の空気を変える人物たちの描かれ方が、歴史物の堅さをほどよくほどいてくれて、登場人物の人間らしさを通して“状況をどう受け止めるか”を考えたくなります。異国との接触や権力の威光に揺れる人々の姿も、現代の組織で起きる反目や思案と不思議に重なります。 物語としての厚みはもちろんあるのですが、読み進めるうちに、忙しさでつぶれそうになった視野を広げ直す“余白”をもらえる一冊でした。仕事で判断力が曇りがちな人や、視点をリセットしたい人には特にしっくり来ると思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

芸術(アート)という名のタイムカプセルが、いま開かれる——。京都国立博物館研究員の望月彩のもとに、レイモンド・ウォンと名乗るマカオ博物館の学芸員が現れた。彼に導かれ、マカオを訪れた彩が目にしたものは、「風神雷神」が描かれた西洋絵画と、天正遣欧少年使節の一員・原マルティノの署名が残る古文書、そしてそこに記された「俵…屋…宗…達」の四文字だった——。天才絵師・宗達の名画〈風神雷神図屏風〉を軸に描く冒険譚。「縦横無尽な想像力に操られたマハさんの筆致にすっかり魂を持っていかれた。カラヴァッジョと宗達を繋げてしまう発想には脱帽です」漫画家・文筆家・画家 ヤマザキマリさん推薦! 【PHP研究所】
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