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地域引力を生み出す 観光ブランドの教科書 (日本経済新聞出版)

地域引力を生み出す 観光ブランドの教科書 (日本経済新聞出版)

岩崎邦彦

日経BP / 2019-11-06

累計読者数3
平均ハイライト数 44件/人
推定読了時間 約6時間17分
star総合評価 81/100
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この本について

観光の仕事に関わっていると、「うちの地域って、何を打ち出せばいいんだろう」とか「とりあえず魅力を全部盛りすればいいのかな」といった迷いが、どうしてもつきまといます。観光客が増えても現場は疲弊するし、かといって何を削ればいいのかも分からない。僕自身もそのモヤモヤをずっと抱えていました。 この本が効いたのは、「観光客は“商品”ではなく“価値”を買いに来ている」という視点に戻してくれたことでした。たとえば、自然や歴史といった“どこにでもある要素”では動かない現実や、逆に「その地域に行くとリラックスできる」「おいしい食に出会える」といった体験のほうがリピートを生むという指摘は、自分の現場感とも重なりました。何かを足すより、思い切って引き算することでむしろ引力が強まる、という発想にも救われました。全部を抱えようとして空振りしていた理由が腑に落ちます。 そしてもう一つ、この本は“量を追うほど地域も事業者も疲れていく”という現実から目をそらしません。短期的な誘致より、地元に愛される店づくりや、一貫したブランド表現を丁寧に積み上げていくことこそ長く効く。そんな当たり前だけど忘れがちな道筋を、具体例で示してくれます。 観光やまちづくりの現場で、「結局うちの地域の魅力って何なんだろう」と立ち止まっている人にこそ、静かに刺さる一冊だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

発想のスイッチ切り替えよう! 消費者調査で見えた、今地域観光に必要なこと 「来て下さい」よりも、「行ってみたい」に。 「誘致・誘客」から「引力ある地域の創造」へ。 インバウンド―辺倒でなく、日本人客重視を―― 持続可能な観光への条件を明らかにする。 ○本書のテーマは、「観光におけるブランド構築」。 今日、全国各地で観光による地域振興への機運が高まり、顧客争奪戦が激しくなる中、 観光ブランド・地域ブランドへの関心が高まっている。 ○これまでの観光マーケティングは、「ぜひ、来てください」という誘致型のプロモーションが主流だった。 本書では「ぜひ、行きたい」とお客さんを引きつけ、地域の魅力を高めるにはどうすべきかを提示する。 ○強いブランドには“引力”がある。京都に来る観光客は、誘致されたからではなく、京都に引きつけられたからやって来る。 本書では、地域が観光客を引きつける力を「地域引力」と表現し、 いかに「地域引力」を向上させるか、どうすれば強いブランドが生まれるのかを 内外の消費者調査をもとに分析する。
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