
室伏式 世界最高の疲労回復
室伏 広治
KADOKAWA / 2019-12
この本について
仕事で疲れが抜けないときって、「寝れば回復するはずなのに、なんか違う…」みたいな違和感が続きませんか。頭だけ疲れている感じとか、運動不足が影響してる気はするけど、何をどう変えればいいのかまではわからないまま日が過ぎていく。自分もずっとその繰り返しでした。 この本がおもしろいのは、「運動しろ」とか「鍛えろ」といった単純な話ではなくて、そもそも身体ってどうやって回復しているのか、その前提から問い直してくれるところです。例えば、指一本を伸ばすだけでも全身が協調しているという話は、読んだあとに実際に試してみるとすぐにわかるし、「自分は身体を部分パーツとしてしか扱ってこなかったな…」と気づかされます。買い物袋を右手で持っているときに、左側も含めた“全身で支える意識”を持つという話も、日常の身体の使い方をその瞬間から変えてくれます。 もうひとつ刺さったのは、疲労やパフォーマンス低下って、単純に体力の問題じゃなくて、身体と脳の協調が崩れている場合も多いという指摘です。軽い運動でも脳の働きが変わるとか、運動で成長ホルモンやマイオカインが分泌されて回復につながるとか、根拠があるからこそ「ちょっと体を動かす」ことの意味が腹落ちします。 がっつり鍛えるよりも、「いまの自分の身体の状態を正しく扱いたい」「無理なく回復できる土台を整えたい」という人にとって、かなり実践的な一冊だと思います。自分みたいに“頑張り癖が抜けない人”ほど救われるところが多い本でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第6章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの21%が集中しています。
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