
中国の正体 知ってはいけない「歴史大国」最大のタブー
黄文雄
徳間書店 / 2020
この本について
他国のニュースや外交の話を見ていて、「相手の本音がどこにあるのか、どう読み取ればいいのか」とモヤモヤすることが多いんですよね。裏でどんな前提や歴史観が動いているのか分からないまま判断しなきゃいけない場面が、仕事でも日常でも増えている気がします。 この本は、そういう“背景の読み解き”に困っている人に向いています。抜粋を見ていても、読者が反応しているのは中国そのものへの批判より、「歴史の語り方がどれだけ政治と結びつくか」「国ごとの物語が行動をどう形づくるか」という部分なんじゃないかなと感じました。たとえば、英雄の扱い方ひとつで他国との摩擦が起きたり、教育機関がそのまま外交戦略の延長になっていたり、制度の約束と実態のズレが国際関係に波紋を広げたり。そういう“歴史の使われ方”を見る視点は、日本で育つとなかなか身につきにくいので、読んでいて改めて考えさせられました。 この本が効くのは、中国を好きか嫌いかという話ではなく、ニュースの背後にある「物語の設計」を理解したい人だと思います。相手の言動をそのまま受け取らず、どんな前提で発信しているのかを一段深く見る訓練になる本です。もちろん書かれている内容すべてが唯一の正解、というよりは、国際ニュースを見るときに自分なりの“距離感”をつくるための材料として役に立つ、そんな位置づけで読むのがちょうどいい気がします。 こんな人に刺さると思います。表に出るメッセージより、その背後のロジックを読み解きたいタイプの人。
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多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの50%が集中しています。
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