
3~6歳までの実践版 モンテッソーリ教育で自信とやる気を伸ばす!―――写真とイラストでよくわかる!
藤崎 達宏
三笠書房 / 2020-03
この本について
子どもの「自分でやりたい」と「まだ難しそう」の境目って、本当に読めないですよね。つい助けすぎたり、逆に任せすぎたりして、あとから「あれでよかったのかな」と気になったりします。僕も3〜6歳の時期がそんなに大事だなんて、親になるまで全然知りませんでした。 この本は、いわゆる“育児のコツ”というより、「子どもの内側でいま何が起きているのか」を丁寧に見せてくれる一冊でした。たとえば、3歳前後で記憶の仕組みがガラッと変わる話。無意識に吸いこんだ大量の情報を、自分で整理したくて仕方ない時期だと知ると、「これなぁに?」攻撃やこだわりの強さも、ちょっと違って見えてきます。 また、モンテッソーリが大事にした「困難性の孤立化」も実用的で、ボタン掛けを机の上だけで練習するなど、何をどこまで切り出して渡すと子どもが前に進めるのかを教えてくれます。親の声かけについても、3歳を過ぎたら赤ちゃん言葉をやめ、大人同士のように話す理由が腑に落ちる形で書かれていました。 結局のところ、「できない子」なんていなくて、環境かやり方を知らないだけなのだという視点を持てるかどうかが、親の落ち着きにつながるんだと思います。指示待ちに育つか、自分で決められる子になるかは、この3年間の見守り方で変わるという指摘も、決めつけというより“気をつけたいポイント”として素直に受け取れました。 特に、子どもの発達の波に振り回されがちな人、毎日の小さな行き違いに疲れてしまっている人に刺さる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの39%が集中しています。
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