
これまでになかった ラグビー戦術の教科書
井上 正幸
カンゼン / 2020-03
この本について
ラグビーを見ていて、「なんであそこで一気に崩れるんだろう」とか、「攻撃の判断って結局センスなのか…」といったモヤモヤを抱えたまま試合を追ってしまうことが、僕にもよくあります。プレーは目の前で起きているのに、どこで優位が生まれているのかがつかめない。理解しているつもりでも、実際の流れになると急に霧がかかったようになるんですよね。 この本は、その霧を少しずつ晴らしてくれるタイプの教科書でした。例えば、ただスペースを見るのではなく「防御がセットし直す前にポッドを作る」という発想を知ると、あの速い連続攻撃が“勢い”ではなく“時間差の利用”だったと分かってきます。ハイパントにしても、キャッチ精度そのものより「エスコートで下がる準備ができているか」で優劣がつくという説明が入るだけで、試合中の小さな動きの意味が一気に変わります。さらに、ラインディフェンスが「揃って前に出る」ことの重要性を構造で説明してくれるので、失点シーンの原因を“気合不足”みたいな曖昧さで片づけなくて済むようになります。 戦術書ではあるのですが、読みながら「目の前のプレーがどう見えるか」がじわっと変わっていく感覚があって、そこが一番大きかったです。選手目線でも、観戦者目線でも、ただの知識の積み上げではなく“判断の根拠”が手に入る感じ。試合の流れを立体的に見たい人にはかなり刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの26%が集中しています。
読書の順序
この本の前に読まれた本
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt
誰にでもわかるサッカー説明書 ~スペインサッカーを日本語に具現化~ 【戦術編】 下巻 誰にでもわかるサッカー説明書【戦術編】
森亮太、坪井健太郎

風間八宏の戦術バイブル サッカーを「フォーメーション」で語るな (幻冬舎単行本)
風間八宏

誰にでもわかるサッカー説明書 ~スペインサッカーを日本語に具現化~ 【戦術編】 上巻 誰にでもわかるサッカー説明書【戦術編】
森亮太、坪井健太郎

4-2-3-1~サッカーを戦術から理解する~ (光文社新書)
杉山 茂樹

アナリシス・アイ ~サッカーの面白い戦術分析の方法、教えます~(小学館新書)
らいかーると
書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要