
ぼくが見つけた いじめを克服する方法~日本の空気、体質を変える~ (光文社新書)
岩田 健太郎
累計読者数4
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star総合評価 51/100
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この本について
大人になってからのほうが、むしろ「空気」とか「同調圧力」とか、そういう見えない力にモヤモヤさせられることが増えた気がします。表では穏やかでも、裏で誰かが叩かれていたり、理不尽を見ても「まあ大人なんだし」と流すしかない空気があったり。そういう場面にいると、自分まで感覚が鈍ってしまう感じがして、けっこうしんどいんですよね。 この本は、そのモヤモヤを「気のせい」ではなく、構造として言語化してくれます。例えば、いじめが起きるのは個人の性質ではなく「事実よりも空気が優先される社会だから」だと淡々と示してくれるところや、いじめを止めるには正義感ではなく「いじめの利得を奪う」という現実的なアプローチが有効だと説明しているところが、とても腹落ちしました。さらに、「異論を許さない組織は危機になるほど弱くなる」という視点は、職場の妙な居心地の悪さを説明してくれる感じがあります。 派手なメッセージではないですが、現場で迷っている大人ほど救われる内容だと思います。特に「大人のいじめ」に違和感を覚えてきた人には、かなり刺さるはずです。
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