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同調圧力の正体 (PHP新書)

同調圧力の正体 (PHP新書)

太田 肇

PHP研究所 / 2021-06-15

累計読者数5
平均ハイライト数 32.4件/人
推定読了時間 約2時間13分
star総合評価 69/100
menu_book精読型
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この本について

仕事の場で、「なんでこんなに空気を読まなきゃいけないんだろう」とか、「合理的に考えれば別のやり方があるのに、誰も言い出さないよな…」みたいなモヤモヤってありますよね。僕自身、会議で納得してないのに周りの温度感に合わせてしまって、後から自分にがっかりすることがよくありました。 『同調圧力の正体』は、そのモヤモヤを“性格”でも“気合不足”でもなく、社会や組織の構造として説明してくれる本です。たとえば、日本の職場が「目的集団」のはずなのに「共同体」のように振る舞う理由や、表向きは“自発的”と言いながら実態は“全員参加が前提”になる仕組み。そして、縦の圧力よりも厄介な、横からの“正義”による圧力の存在。どれも、自分の経験と結びついて理解できるので、読んでいて妙に納得してしまいました。 読んでいくと、「自分が弱いから同調してしまう」のではなく、「同調しやすい環境に置かれている」という見方に切り替わっていきます。すると、無理に逆張りをするのではなく、どの場面で距離を取るべきか、何を“役割”として割り切ってしまえばいいかが見えてくる。個人の振る舞いというより、“位置取り”を整える感覚に近いです。 職場の空気に疲れやすい人、自分の考えがあるのに言えずに飲み込んでしまう人にはかなり刺さると思います。僕には、今いる環境を少し俯瞰して見るきっかけになりました。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

和の精神が呪縛に変わるとき、それは同調圧力となる。なぜ、日本の美徳は、見えない暴力へと変わるのか? 私たちはその理由を明らかにしないまま、異端を許さない不寛容さに、漠然とした「生きづらさ」を感じてきた。「空気」という曖昧な表現で蓋をしてきたからだ。コロナ禍を契機に同調圧力が注目される今こそ、その正体に迫るチャンスではないだろうか? 本書では、同調圧力が発生する背景、メカニズムを読み解きながら、同調圧力の「功」と「罪」の歴史を振り返る。また、こうした歴史が令和の世にどんな現象を引き起こしているのか、SNSの出現で新たに登場した「大衆型同調圧力」という概念を使いながら分析する。学校のイジメ、職場のパワハラ、企業の不祥事、SNSの誹謗中傷、暴走する正義——。すべては一本の線でつながっている! こうした諸問題を引き起こす同調圧力を防ぐ仕組みや対処法とは一体何か? 息苦しい日々に光明が差す、「希望の1冊」だ。 【PHP研究所】
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