
フードテック革命 世界700兆円の新産業 「食」の進化と再定義
田中宏隆, 岡田亜希子, 瀬川明秀, and 外村 仁
日経BP / 2020-07-27
この本について
最近、食にまつわる情報が多すぎて「結局、自分は何を選べばいいんだろう」と手が止まることがありませんか。健康に寄せたいけど理屈だけでは動けないし、環境と言われてもどこか遠く感じる。気になりつつも、日々のランチは結局いつもの選択に落ち着いてしまう……僕もずっとその繰り返しでした。 この本が面白いのは、「代替肉ってすごいらしいよ」という話ではなく、実際にどんな技術で作られているのか、何が可能になりつつあるのかを“生活の具体”まで落として描いてくれるところです。緑豆から卵のような質感を再現してしまう会社の仕組みや、風邪の予兆まで拾ってしまう食と健康のデータの話、あるいはスーパーが患者ごとに“食の処方箋”を出す時代の話まで出てきて、食の進化が自分の選択にどう関わるのかが急に立体的になります。 読みながら、僕自身「代替プロテインにそこまで興味はない」と思っていた理由が、日本の食文化や日常の優先順位にあったことにも気づきました。だからこそ、これは無理やり未来を押しつける本ではなく、“自分の食の選び方がどんな背景の上に成り立っているか”を知るための一冊だと思っています。 現実的な視点で、食のこれからを自分ごとにしたい人に刺さる本です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの33%が集中しています。
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