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2030年のフード&アグリテック

2030年のフード&アグリテック

佐藤光泰、石井佑基、野村アグリプランニング&アドバイザリー株式会社

同文舘出版 / 2020-03

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star総合評価 85/100
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この本について

日々ニュースで「食の未来」みたいな言葉を見ても、自分の生活とどうつながるのかよく分からないまま、何となく不安だけが残ることがあります。人口は増えるのに農地は増えないし、農業の担い手は減り続けている。代替肉や昆虫食の話も聞くけれど、結局どこまで本気で広がるのか判断がつかない。僕もずっとこのあたりの距離感に迷っていました。 この本が面白いのは、未来の食を語るというより、「現場で何が起きているのか」を淡々と積み上げてくれるところです。例えば、1,000万円を超える自動運転トラクターの裏で“後付け”という現実的な選択肢が出てきていること。水不足で既存の灌漑が限界を迎える中、単位面積あたりの収量をどう上げるかが避けて通れないという指摘。さらに代替肉や昆虫食が、環境負荷の数字レベルでどれだけ効くのかを見せてくれるので、単なるトレンド話で終わらない視点が持てます。 読み進めると、自分の中の漠然としたモヤモヤが「何を知らなかったのか」に変わっていく感覚があります。「農業の効率化」と「環境負荷の軽減」が本当に両立できるのか、どこで技術がボトルネックになるのか。こうした“前提条件の理解”があるだけで、食のニュースの見え方がかなり変わりました。 テクノロジーが農業や食にどう入り込んでくるのかを、地に足のついた形で知りたい人に刺さる一冊だと思います。

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出版社による紹介

農業ビジネスの中でも注目されている国内外のアグリテック先進企業の事例とともに、2030年の日本農業を展望する。
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