
知的トレーニングの技術〔完全独習版〕 (ちくま学芸文庫)
花村太郎
筑摩書房 / 20150909
累計読者数15
平均ハイライト数 19.5件/人
star総合評価 64/100
trending_up後半加速型
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この本について
仕事や日常で「考えが浅い気がする」「自分の頭で整理できていない」と感じる瞬間ってありますよね。手を動かしているつもりでも、思考そのものがどこに向かっているのかよく分からないまま時間だけ過ぎていく。僕もよくこの袋小路に入り込んでしまいます。 『知的トレーニングの技術』が面白いのは、そういうモヤモヤを「気合い」ではなく、実際の作業や習慣のレベルでほどいてくれるところです。たとえば、先人の伝記を“生き方の典型”として読む姿勢は、自分の経験だけで世界を説明しようとする窮屈さをやわらげてくれます。また、思考ノートやカードづくりの話は、頭の中をいったん外側に出すだけで、考えが立ち上がりやすくなるという、ごく現実的な方法論として響きました。さらに「自分だけの知的マップをつくる」という章は、分類をそのまま受け取らず、自分なりの配置で世界を理解する余地があることを思い出させてくれます。 派手な成功論とは距離がありますが、その分、静かに効いてくる本です。とくに「もっと自覚的に世界とかかわりたいけれど、どこから手を付ければいいかわからない」という人にはしっくりくると思います。読んだあと、すこしだけノートを開きたくなる一冊でした。
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出版社による紹介
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