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新版 思考の整理学 (ちくま文庫)

新版 思考の整理学 (ちくま文庫)

外山滋比古

筑摩書房 / 20240213

累計読者数122
平均ハイライト数 16.2件/人
star総合評価 63/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 29%

この本について

仕事でも日常でも、考えが散らかっている感じが続くときってありますよね。机に向かって唸っても前に進まないし、調べても調べても霧が晴れない。自分でも「もっと考えられるはずなんだけどな」と思うのに、うまく深まらない。そんなときに、この本がけっこう効きました。 まず、頭を働かせる以前に「どう忘れるか」「どんな状態で考えるか」という、ふだん意識しない部分に光を当ててくれるところが大きいです。散歩中や入浴中のような、力を抜いた時間にふっと答えが浮かぶ理由が腑に落ちると、無理に机で粘らなくてもいいんだと肩の力が抜けました。そして、一度思いつきを寝かせて、翌朝の澄んだ頭で向き合うと、同じ材料でもまったく違う整理ができる感覚があります。 もうひとつ、この本は「知識が多いほど考えなくなる」という逆説に触れます。知っているという安心感のせいで、自分の視点が固まってしまう。その流れを断ち切るために、書いてみる、試す、忘れてみる、といった行為を小さく回していく大切さが語られていて、思いつきを自分の中で熟成させるプロセスが少しだけ掴めるようになりました。 派手なノウハウの本ではなく、思考の温度をゆっくり整えてくれる一冊です。最近、情報に触れる量ばかり増えて、考える時間の質が落ちている気がする人には特にしっくりくると思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

「東大・京大で1番読まれた本」で知られる〈知のバイブル〉の増補改訂版。2009年の東京大学での講義を新収録し読みやすい活字になりました。
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