
エンド・オブ・ライフ (集英社インターナショナル)
佐々涼子
集英社 / 2020-02-10
累計読者数12
平均ハイライト数 12.5件/人
推定読了時間 約3時間46分
star総合評価 59/100
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この本について
最近、「今の生き方でいいのか」とふと足が止まる瞬間が増えました。身近な人の老いや不調を見た時、自分の“終わり方”なんてまだ考えたくないのに、どこかで気になってしまう。だけど情報は多く、正解は見えず、ただ漠然とした不安だけが残る。そんな時に手に取ったのが『エンド・オブ・ライフ』でした。 この本が効いたのは、死を特別な出来事としてではなく、暮らしの延長として描いてくれたところです。たとえば「亡くなる人は悲嘆だけでなく幸福も残していく」という視点は、喪失の捉え方を少しゆるめてくれましたし、「人は生きてきたように死ぬ」という言葉は、いまの生活をどう整えるかに意識を向けさせてくれました。そして、在宅で最期を迎える人たちの時間がとても具体的に描かれていて、死が“恐怖”よりも“選べるもの”に近づく感覚があります。 あくまで誰かの理想を押しつける本ではなく、読者それぞれが自分の価値観に気づくための手がかりを静かに置いていく本です。最期の迎え方を考えたいというより、「限られた持ち時間をどう生きたいのか」を見つめ直したい人に刺さると思います。 迷いながらでも、自分の生き方に少し手を加えてみたくなる一冊です。
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出版社による紹介
「命の閉じ方」をレッスンする。ベストセラー『エンジェルフライト』『紙つなげ!』に続く、著者のライフワーク三部作の最終章。200名の患者を看取ってきた友人の看護師が癌に罹患。「看取りのプロフェッショナル」である友人の、死への向き合い方は意外なものだった。最期の日々を共に過ごすことで見えてきた「理想の死の迎え方」とは。著者が在宅医療の取材に取り組むきっかけとなった自身の母の病気と、それを献身的に看病する父の話を交え、7年間にわたる在宅での終末医療の現場を活写する。読むものに、自身や家族の終末期のあり方を考えさせてくれるノンフィクション。
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