
Winny 天才プログラマー金子勇との7年半 (NextPublishing)
壇 俊光
インプレス NextPublishing / 2020-04-24
累計読者数30
平均ハイライト数 9.9件/人
推定読了時間 約2時間30分
star総合評価 58/100
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この本について
仕事でも日常でも、自分の判断が本当に正しいのか自信が持てなくなることがあって、気づくと「波に流されてるだけなんじゃ…」と不安になることがあります。正しさよりも“空気”が強い場面にいると、なおさらです。 『Winny』を読んで驚いたのは、そういうモヤモヤを丁寧に言語化してくれるところでした。金子勇という一人の技術者が、警察や世間から誤解され、時には悪意ある扱われ方をしながらも、自分の技術と考えを曲げなかった。その姿を追う弁護士の視点から、「個人が巨大な組織にねじ曲げられる瞬間」が、具体的なエピソードとして積み重ねられていきます。人質司法の不条理や、検証中にわざと偏見を誘導しようとする捜査側の振る舞いなど、一つひとつが生々しく、こちらの認識も強制的に揺さぶられます。 ただ、この本が単なる社会告発で終わらないのは、金子の飄々とした人柄や、接見室でも新しいシステムの設計を始めてしまうような“技術者としての純度”が描かれているからです。自分の損得や世間の評価よりも、「こうあるべきだ」と信じた方向に淡々と手を動かす。その姿を覗き見るだけでも、周りのノイズに振り回されがちな自分の姿勢を、少しだけ整えてくれます。 周囲の圧力に飲まれやすかったり、正しさと現実の折り合いで悩みやすい人ほど刺さる一冊だと思います。
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出版社による紹介
インターネット上のビジネスに欠かせないP2P(ピア・ツー・ピア)技術。その可能性を開拓した「Winny」の開発者・金子勇は、2004年、「著作権法違反幇助」の疑いで逮捕・起訴され、無罪判決が確定するまでに7年半もの年月がかかりました。 本書は、「Winny事件」弁護団の事務局長を務めた壇俊光氏が自身のブログを元に小説としてまとめたものです。日本のインターネット技術の発展に負の影響を残したと言われる裁判の経緯を追いながら、壇弁護士が見た金子氏の人物像、Winnyの核心を語ります。 推薦文は、2ちゃんねる開設者・ひろゆき氏から寄せられました。 【目次】 プロローグ 第1章 捜査弁護 第2章 起訴から公判まで 第3章 1審弁護―前哨戦 第4章 1審弁護―警察証人尋問 第5章 1審弁護―技術立証 第6章 1審弁護―被告人質問 第7章 地裁判決 第8章 控訴審 第9章 高裁判決 第10章 最高裁決定 エピローグ 付録 Winnyをより深く知るための基礎知識
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