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大学で学ぶゾンビ学~人はなぜゾンビに惹かれるのか~ (扶桑社BOOKS新書)

大学で学ぶゾンビ学~人はなぜゾンビに惹かれるのか~ (扶桑社BOOKS新書)

岡本 健

累計読者数4
平均ハイライト数 2件/人
star総合評価 31/100
boltライト読書型
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この本について

最近、「自分の考えを言語化しようとすると途端にまとまらない」とか、「知識を集めても結局どう使えばいいのかわからない」と感じることが多い人は、意外かもしれませんがゾンビという題材がヒントになるかもしれません。僕自身、ホラーに特別詳しいわけではないんですが、この本を読んでいると、ゾンビという現象を通じて“考える手つき”そのものが見えてくる感じがありました。 たとえば、著者が最初に徹底しているのは、理由づけの姿勢です。個人的な想いをいったん脇に置き、客観的に言葉を並べ直すことで見えてくる構造がある。これが案外、日常の仕事にもそのまま使えます。また、ゾンビの定義を丁寧に解きほぐしていく過程は、情報を集め、矛盾を見つけ、自分の仮説を調整していくプロセスそのもの。論文の「目的→背景→方法→結果→考察→まとめ」が、別に学術に限らず、ものごとを整理する時の強力な型になるのだと気づかされます。 さらに面白かったのは、ゾンビが比喩としてどう扱われているかという部分。「意識がない状態」や「止まらない仕組み」を指す言葉として使われるのを見ていると、自分が日常で感じている停滞感や、理由がわからないまま続いている習慣を見直すきっかけにもなるんですよね。世界の見え方が少しだけ変わるというか、目の前のモヤモヤを別の角度で捉え直せる感じがあります。 研究っぽい本ですが、読み終わると「考え方の筋力」を鍛えるワークに近かったなと思いました。こんな人に刺さる本です。物事を整理したいけど、どう手をつけていいかわからないまま時間だけ過ぎている人。

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