
ポストコロナをどう生きるか: 新型コロナで見えた働き方とこれからを考える
渋沢 一加
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この本について
リモートワークが当たり前になったはずなのに、「自分はこの働き方に向いてるんだろうか」「会社の体質と合わなくて疲れる」といったモヤモヤは、いまだに多い気がします。結局のところ、環境の問題なのか、自分のやり方の問題なのか、その境界がよくわからないまま日々が過ぎていくんですよね。 この本を読んで印象に残ったのは、「誰も正解を持っていなかった」という視点です。専門家ですら過去の経験で語るしかなかった状況で、私たちが戸惑うのは当然だったし、働き方も同じく“試行中”だったんだと少し肩の力が抜けました。それと同時に、自己管理やタスクの見える化といった基本的なスキルは、先天的な資質ではなく、ちゃんと訓練で育てられるものだという指摘にも救われました。「向いてないんじゃなくて機会がなかっただけ」という視点は、けっこう大きな転換点になります。 もう一つ、この本が静かに効いてくるのは、「環境が人をダメにする時もある」という当たり前の事実を淡々と示してくれるところです。管理されないと働かないと言われ続けた社員が自律できなくなるのは自然なことで、そこに罪悪感を抱く必要はない。むしろ、働き方そのものを見直すことで企業も個人も得られるメリットが多いという説明は、現実的で腹落ちします。 今の働き方に違和感がある人や、「自分の能力不足かも」と一人で抱え込みがちな人に刺さると思います。
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