
内向型人間が無理せず幸せになる唯一の方法 (講談社+α新書)
スーザン・ケイン and 古草秀子
講談社 / 2020-05-22
この本について
仕事でも私生活でも、人づきあいに無理が出てくるときってありますよね。名刺は増えるのに関係は浅いまま、とりあえず会話をつなぐだけでぐったりしてしまう。周りがテンポよく動けるタイプばかりに見えるなかで、自分だけ遅れているような気がしてしまう。僕も同じことでずっと悩んでいました。 この本が助かったのは、「内向型のまま進んでいい場面」を具体的に示してくれたところです。たとえば、人脈は量よりも質でいいこと。たった一人、深く付き合える相手を持つほうが、自分をすり減らす社交よりずっと力になる。あるいは、物静かなリーダーのほうが長期的な成果を出しやすいという研究が紹介されていて、外向性が偉いわけじゃないと腹落ちしました。そして、孤独な時間が創造力の源になるという話も、日々「ひとりで考え込んでしまう自分」を否定しないでいられる視点でした。 内向型は弱いわけではなく、適した明るさの場所にいればちゃんと力が出る。そんな当たり前を丁寧に思い出させてくれる一冊です。外のノイズに疲れやすい人や、「頑張って外向型を演じてきたけれど限界を感じている人」に特に刺さると思います。 無理に変わるのではなく、自分の流儀で働くためのヒントがほしいときに、そっと横に置いておきたい本でした。
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