
星系出雲の兵站―遠征― 4 (ハヤカワ文庫JA)
林 譲治
早川書房 / 2020-05-26
累計読者数5
平均ハイライト数 1.4件/人
推定読了時間 約3時間31分
star総合評価 42/100
boltライト読書型
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この本について
仕事でも日常でも、判断に迷ったまま突っ走ってしまうことってありますよね。自分では「たぶん大丈夫」と思っていたのに、あとから「あれ、そもそも何も分かってなかったな…」と気づくあの感じ。わかったふりをしたことで、かえって状況をこじらせることもあると思います。 『星系出雲の兵站―遠征―4』を読んで刺さったのは、そんな“自分の無知さ”と向き合う視点が淡々と描かれていたところでした。「我々が何について無知であるかだ」という一文は、単なる軍事SFのセリフ以上に、日々の判断にもそのまま置き換えられます。奇襲に頼らざるを得ない状況がそもそも劣勢の証、という説明も、状況の表面ではなく構造を見る目を思い出させてくれるんですよね。そして失敗を単なる敗北として扱わず、「失敗した分、学ぶ」という当たり前だけど忘れがちな姿勢が、物語の中で自然に積み重ねられていきます。 現実の私たちも、無理に強がったり、わかったふりをしたりしてしまう場面があります。でも、この巻はその癖をそっとほどいてくれるような読み心地でした。特に、「自分の判断軸を一度リセットしたい人」にしっくり来ると思います。物語としても面白いですが、それ以上に、自分の視野がどこで狭くなっていたのかを静かに教えてくれる一冊でした。
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出版社による紹介
出雲星系で発見された播種船の減速装置と思われる遺物。その分析から、太古の人類は敷島星系を通過していたことが明らかになる。ジャック真田らはゴート文明の真実を明らかにすべく、敷島星系の衛星美和に存続しているらしい海中都市、および謎に包まれた惑星敷島の調査を急ぐ。いっぽう烏丸司令官は、ガイナスの集合知性の基盤に獣知性なる存在があることを喝破するが、その矢先、五賢帝が不穏な反応を示し始める……。
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